36歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
2021年12月6日(月)~12月10日(金)のチャートを振り返り、その中で気づいたことや学んだことをトレード手法に取り込んでいきます。
紹介する通貨ペアは「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」です。
<今週のチェックポイント>
・押し安値と戻り高値に挟まれたゾーンはレンジになりやすい。
・レンジ相場はムリにトレードしない。
・レンジ相場でトレードするなら決済プランを明確にする。
レンジ相場は様子見戦略でOK
<チャート表示設定>
移動平均線(EMA)を使って値動きの波形認識をしています。
20EMA・・・緑ライン
80EMA・・・紫ライン
白い垂直な点線は、日本時間の朝6時です。
赤・青の水平線は各時間足の最後の押し安値(戻り高値)に引いています。
4時間足・・・太線
1時間足・・・通常線
15分足・・・点線
※20EMAが反応している高値と安値を、トレンドの最後の押し安値(戻り高値)に選定しています。
週間チャート分析(ユーロ/米ドル)
先週までの値動き
<4時間足チャート>
4時間足以上は下降トレンドです。
青い水平線が、4時間足の最後の戻り高値。
1時間足で上昇1波が形成されています。
赤い水平線が、1時間足の最後の押し安値です。
「4時間足の下降トレンド」と「1時間足の上昇トレンド」がぶつかりレンジとなっています。
今週はレンジ相場になるという予測が建てられます。
12月6日(月)の値動き
<1時間足チャート>
1時間足の上昇1波に対して押し目買いを狙っています。
安値更新、高値の切り下げが続いているので、まだ調整波の途中だと判断して様子見です。
ただし買いトレードを仕掛けても、4時間足の最後の戻り高値までです。
反対に青い水平線(4時間足の最後の戻り高値)に引きつけられると、4時間足レベルの戻り売りを狙えます。
12月7日(火)の値動き
<1時間足チャート>
1時間足の上昇トレンド、最後の押し安値(赤水平線)をブレイクしました。
1時間足レベルの下降1波を形成。
4時間足の下降トレンドと同一方向となったので、今度は戻り売りを狙います。
<15分足チャート>
下降1波が青矢印。
調整の上昇が終わるのを待って、戻り売りを狙います。
12月8日(水)の値動き
<1時間足チャート>
青点線枠で戻り売りを狙っていましたが、すっぽ抜けて上昇していきました。
レンジ相場と認定していた価格ゾーンに戻っていきました。
1時間足の最後の押し安値(赤水平線)を下にブレイクした値動きは、ダマシだったのかもしれません。
<15分足チャート>
戻り売りのタイミングを図っていた青枠をブレイク。
今の相場がレンジ相場であり
1時間足の最後の押し安値(赤水平線)をブレイクした値動きをダマシだと考えるのならば、青枠を上に抜けたところで「買い注文」を入れるトレードもありか?
トレンドの起点となるブレイク1波を基準にしたトレード手法とは別に、レンジ相場のトレード手法「ブレイク失敗⇒騙しの認定⇒レンジゾーンへのカムバック」を使えないか検証してみます。
12月9日(木)の値動き
<4時間足チャート>
状況を整理します。
4時間足は先週から下降トレンド。最後の戻り高値(青水平線)が崩れるまでは4時間足レベルの戻り売りが狙えます。
<1時間足チャート>
1時間足は上昇1波を作りました。
4時間足の最後の戻り高値と近い位置なので、押し目買いを仕掛けても短期的なトレードとします。
12月10日(金)の値動き
<1時間足チャート>
1時間足の押し目買いが入って上昇しましたが、エントリータイミングがなく様子見。
4時間足の下降トレンドに対して、大きなMトップの形にもなっているので、今の位置(チャート右端)から押し目買いを入れるのは危険だと考えています。
来週の戦略は
①4時間足の最後の戻り高値付近からの戻り売り
②4時間足の最後の戻り高値ブレイク(上昇1波形成後)からの押し目買い
※焦って短期的な押し目買いを狙わない。
とします。
週間チャート分析(米ドル/円)
チャート表示設定は、ユーロ/米ドルと同じです。
先週までの値動き
<4時間足チャート>
極太の赤線は日足レベルの最後の押し安値。
青矢印は、4時間足の下降1波を表しています。
現在値は、「日足の押し安値」と「1時間足の戻り高値」に挟まれています。
今週は、ユーロ/米ドル同様にレンジ相場だと考えています。
12月6日(月)の値動き
<4時間足チャート>
レンジ相場内を浮動。
青線と赤線の中間地点ではトレードできません。
12月7日(火)の値動き
<1時間足チャート>
1時間足の最後の戻り高値に引きつけてきました。
戻り高値上限までくれば、4時間足レベルの戻り売りも狙えます。
12月8日(水)の値動き
<1時間足チャート>
1時間足の最後の戻り高値に到達しました。
戻り売りのタイミングを図ります。
<15分足チャート>
下位足の15分足が反転するのを待ちます。
12月9日(木)の値動き
<1時間足チャート>
15分足の最後の押し安値(描写していない)に支えられた状態です。
まだ下位足が反転していないので、戻り売りは仕掛けられません。
12月10日(金)の値動き
<4時間足チャート>
4時間足で見ると、レンジ相場と認定したゾーンにおいて、上側で浮動しています。
<1時間足チャート>
レンジ上限を浮動しています。
現在値はレンジ相場の中間地点なので、ここからは売りは仕掛けられません。
難しいレンジ相場は様子見を基本戦略としています。
来週のトレードプラン
①1時間足の最後の戻り高値(青水平線)に引きつけて、4時間足レベルの戻り売り。
②1時間足の最後の戻り高値をブレイク、上昇1波に対する押し目買い。
(日足とも同一方向になる)
③レンジ相場の基準とした上限下限のラインに対する「騙しの値動き」の反転狙いトレード。
とします。
<まとめ>
・難しいレンジ相場はムリにトレードしない。
・レンジ相場では、トレンド相場のトレード手法は使えない。