36歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
2022年1月17日(月)~1月21日(金)のチャートを振り返ります。
紹介する通貨ペアは「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」「ユーロ/円」「ポンド/米ドル」です。
<今週のチェックポイント>
・ブレイクアウト後のトレンドフォローが必ず成功するわけではない。
・スイングに対するプルバックは小さなトレンドになっている。
・プルバックの「縦の戻し」と「横の戻し」
・騙しの値動きの判断材料は?
ブレイクアウトが失敗することも想定しておく
<チャート表示設定>
移動平均線(EMA)を使って値動きの波形認識をしています。
20EMA・・・緑ライン
80EMA・・・紫ライン
垂直の白点線は、日本時間の朝7時です。
赤の水平線は各時間足の最後の押し安値
青の水平線は各時間足の最後の戻り高値に引いています。
4時間足・・・太線
1時間足・・・通常線
15分足・・・点線
※20EMAが反応している高値と安値を、トレンドの最後の押し安値(戻り高値)に選定しています。
週間チャート分析(ユーロ/米ドル)
先週までの値動き
<4時間足チャート>
日足は下降トレンド。
4時間足は、最後の戻り高値(青水平線)をブレイクし、上昇1波が形成されています。
ブレイクまでには長いレンジを形成していました。
ブレイクアウトしたことで上昇1波を形成しましたが、このレンジブレイクが騙しになる可能性もあります。
4時間足レベルでは押し目買いからの上昇が想定されますが、上昇すれば日足下降トレンドの戻り売りが入ってくることが考えられます。
今週のトレードプラン
①4時間足の押し目買い(前回高値まで)
②レンジの逆張り(レンジブレイクがダマシの値動きだった)
1月17日(月)の値動き
<1時間足チャート>
赤枠では4時間足の押し目買い。青枠では日足レベルの戻り売りを考えています。
まずは、赤枠あたりで安値切上げのダブルボトムをつけるようであれば押し目買いを入れます。
1月18日(火)の値動き
<1時間足チャート>
赤枠ゾーンからすっぽ抜けました。
今週のトレードプランとしては、まずは「①4時間足の押し目買い」を狙っていましたが、赤枠で買うことはできませんでした。
これで4時間足の押し目買いプランがなくなったわけではありません。
次は「②日足の戻り売り(4時間の上昇が騙し)」です。
4時間足の上昇が騙しになったことが確認できれば売りを入れます。
1月19日(水)の値動き
<1時間足チャート>
4時間足の上昇1波が騙しになるのであれば、黄色水平線あたりで揉み合った後の下落が狙い目だと考えています。
ブレイク起点の揉み合いがすっぽ抜けるようであれば、ブレイク自体が騙しの値動きであったと判断します。
4時間足下降トレンドの最後の戻り高値が太い青水平線。ここをブレイクした起点が黄色水平線です。
1月20日(木)の値動き
<1時間足チャート>
緩やかなプルバックの後、下落が継続しました。
トレードプランに沿う値動きではないので様子見が続きます。
1月21日(金)の値動き
<4時間足チャート>
4時間足の上昇1波が騙しになるのかどうか、まだ判断できていません。
来週に持ち越しです。
<1時間足チャート>
ブレイク起点の黄色水平線あたりで浮動しています。
日足レベルの戻り売りを入れるのであれば、上昇した後です。
来週のトレードプラン
①4時間足の押し目買い
⇒安値切上げのダブルボトムから、押し目買いを入れる。
②日足の戻り売り(4時間足の上昇が騙しだった)
⇒ブレイク起点の揉み合いから下落。ブレイク自体が騙しだったと判断した後に売り。
⇒前回高値まで上昇した後、高値切り下げのダブルトップから、戻り売りを入れる。
トレンドを追いかけると負ける理由の第1位
週間チャート分析(米ドル/円)
チャート表示設定は、ユーロ/米ドルと同じです。
先週までの値動き
<4時間足チャート>
日足、4時間足が上昇トレンド。
1時間足では、上昇トレンドの最後の押し安値をブレイクし、下降1波が完成しています。
短期的なトレードでは戻り売りが狙えますが、売っても4時間足の最後の押し安値(太い赤水平線)までです。
今週のトレードプラン
①長期的な押し目買い
日足レベルまで全て上昇している状況。下位足の下降トレンド崩れを狙う。
②短期的な戻り売り
大きな時間足が上昇しているので、売りを仕掛けるならば短期的に。決済目標を明確にしたトレードにします。
1月17日(月)の値動き
<4時間足チャート>
1時間足の下降1波に対する短期的な戻り売りを考えています。
<1時間足チャート>
戻り売りを入れるならば青枠あたりが狙い目だと考えています。
エントリータイミングとしては「高値切り下げ+ダブルトップ」です。
1月18日(火)の値動き
<1時間足チャート>
調整となる第2波の動きを見ています。
1月19日(水)の値動き
<1時間足チャート>
プルバックは小さな上昇トレンドを形成しましたが、最後の押し安値が崩れました。
<15分足チャート>
最後の押し安値(赤点線)をブレイクした後、ダブルトップを形成しました。
ダブルトップは高値切り下げの先に形成されています。
チャート監視できていなかったのですが、エントリーポイントとしては青〇が良さそうです。
調整波となるプルバックは小さなトレンドになります。
目先の小さなトレンド(プルバック)を追いかけていると、大きな推進波に潰されて損切りすることになります。
短期足の5分足チャートを使って負けている人の理由、第1位がこれだと思います。
自分はトレンドだと思って追いかけているけど
市場(他参加者)はプルバックだと認識して反対方向を狙っている。
1月20日(木)の値動き
<15分足チャート>
昨日の「高値切り下げ+ダブルトップ」から下落が続いています。
1月21日(金)の値動き
<4時間足チャート>
4時間足上昇トレンドの最後の押し安値(太い赤水平線)付近まで下落しています。
この先ダブルボトムをつけて上昇する可能性もあります。
<1時間足チャート>
1時間足の下降1波(青矢印)に対する戻り売りで下落しました。
上位足を見ても、この先は売りポジションを持つのが難しいゾーンになっています。
来週のトレードプラン
①4時間足の最後の押し安値が崩れるまでは、押し目買いを狙う。
⇒現在は1時間足レベルの下降トレンド中。トレンド転換まで待つ。
②4時間足の最後の押し安値が崩れたら、戻り売りを狙う。
⇒日足レベルの上昇トレンドに逆らう方向のため、決済目標を明確にする。
ヨコヨコの調整波は3回試す
週間チャート分析(ユーロ/円)
チャート表示設定は、ユーロ/米ドルと同じです。
1月19日(水)の値動き
<4時間足チャート>
日足は下降。
4時間足は上昇していしたが、最後の押し安値をブレイクし、下降1波が発生しました。
<1時間足チャート>
4時間足の下降1波に対する戻り売りを狙います。
プルバックは30~60%程度戻すことが多いのですが、ヨコヨコの調整となることもあります。
1月20日(木)の値動き
<1時間足チャート>
4時間足の下降1波に対する戻り売りが入り、下落しました。
<15分足チャート>
「高値切り下げ+ダブルトップ」から下落。ダブルトップの右山が騙しの高値を付けています。
(1時間足チャートを見るとヒゲで反発しています。)
最後の押し安値ブレイクの値動きは、ヨコヨコの調整となりました。
プルバックは30~60%戻すことが多いのですが、ヨコヨコの調整になる場合は3回試した後にプルバックが終わることがあります。
「騙しの値動き」判断材料は?
週間チャート分析(ポンド/米ドル)
チャート表示設定は、ユーロ/米ドルと同じです。
<4時間足チャート>
日足は下落。
4時間足は上昇しています。
<1時間足チャート>
1時間足で下降1波を形成。
青枠で戻り売りを狙える状況です。
1月20日(木)の値動き
<1時間足チャート>
青枠内でダブルトップを形成しました。
<15分足チャート>
黄色のダブルトップ右山が高値を更新しています。
1時間足で見てもローソク足の実体が高値更新していたので、エントリーを見送りました。
ダブルトップ形成後の急落は、高値更新がダマシの値動きだったという判断にも使えそうです。
1月21日(金)の値動き
<15分足チャート>
翌日も続落し、終了となりました。
<まとめ>
・ブレイクアウト後のトレンドフォローが必ず成功するわけではないので、「ダマシになるかも」という目線を持つ。
・プルバックは小さなトレンドになっている。
⇒小さなトレンド(プルバック)を追いかけるよりも全体を見て、小さなトレンドの反対方向(スイング方向)を狙う。
・プルバックが3回試したら、反対方向を狙う。
・ダマシの値動きの判断材料は2つ。
⇒「ブレイク起点の揉み合い」「ブレイク後のV字反転」