36歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
トレード開始から1年半程経ちました。
開始時点の手法は実戦ではすぐに通用しないことが分かり、別のトレード手法を試しては失敗を繰り返してきました。
自分の中で軸となる手法(考え方)を作り上げなければ、FXでは勝てないと思い知らされたので、フォレックステスターを使って手法完成を目指します。
<伝えたいこと>
・トレード手法の完成には、フォレックステスターで手法条件に見合うサンプルを集めることが必要。
・トレンドフォローは、誰もがトレンドだと気づいてからでは遅い。負ける。
・トレードルールには「基準」が必要。
ブレイクアウトを基準にしたトレード手法
①「押し安値」「戻り高値」をブレイクした第1波を起点として
②調整(プルバック)となる第2波の終わりを待ち
③推進波(スイング)となる第3波でエントリー
というトレード手法を確立すべく、フォレックステスター3でサンプルを集めていきます。
ブレイクアウトの第1波を基準に「押し目買い・戻り売り」を仕掛けるのですが
誰もがトレンドだと認識できる時、そこから先の押し目買いは遅すぎるエントリーになることが多いと思います。
自分がエントリーした後に反転、トレンド終了(損切り)となる。
上昇トレンドを誰もが認識できる状況は
安値切り上げ、高値更新のN字波形が完成した後です。
N字波形の完成後のエントリーするということは、波の先端でトレードすることになり、「押し目買い・戻り売り」とは異なるトレードになってしまいます。
N字波形となるトレンドが完成した後は、そのトレンドを崩そうとする値動きもでてきます。
だからN字波形が完成する前、「N字波形が完成するだろう」というタイミングで仕掛けるようにします。
N字波形(トレンド)の起点として「最後の押し安値」「最後の戻り高値」をブレイクした1波を基準にします。
トレード手法を確立すべく、まずはフォレックステスターを使ってサンプルを集めます。
サンプルを集める過程で、新たな気づきが出てくると思うので、それらを精査しながら精度の高いトレード手法完成を目指します。
トレード手法の完成を目指して検証開始
フォレックステスター3で、2015年4月から前項のトレード条件に合うサンプルを集めていきます。
基準となるのは、最後の押し安値(戻り高値)をブレイクアウトした1波です。
「ブレイク1波が発生した時間足(基準)」と「その上位足(全体構図)」「下位足(エントリー考察)」をそれぞれ記録しておきます。
サンプル1
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
1時間足の最後の戻り高値をブレイクした、上昇1波を基準にします。
下位足の15分足で押し目買いを仕掛けます。
下位足の波が完全に反転するのを待ってエントリーしたいが、完全な反転を待つほどに、上昇1波の先端に近づいて波の先端トレードになってしまいます。
N字波形が完成した後のエントリーになる。⇒そもそも押し目買いではなくなる。
「最後の押し安値をブレイクした1波は強い」だから「N字波形が完成するだろう」
という前提のもとに、エントリー方法を選定していきます。
サンプル2
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
下がりそうだから「売る」のではなく、上がらなさそうだから「売る」という感覚。
この「感覚」を言語化し、明確なルールを作っていきます。
サンプル3
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
1時間足で見た下降1波に対して、15分足の調整2波は、戻りが浅い。
でも相場は「縦軸(価格)」だけでなく、「横軸(時間)」の調整もあります。
サンプル4
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
1時間足チャートで下降1波発生前(青矢印の起点あたりの高値)、誰もが上昇トレンドだと認識できた後に買いポジションを建てると、すぐに損切になっています。
サンプル5
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
ブレイク1波が発生しても、その後に必ず「押し目買い」「戻り売り」が成功するわけではありません。
セットアップの完成を待つとともに、完成したセットアップでトレードするかどうか選別するルールが必要です。
サンプル6
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
「サンプル5」の押し目買いがすっぽ抜けた後に、新たな押し目買いのセットアップが完成しました。
下位足で調整波となる第2波を見ると、逆方向のトレンドになっていることが多いです。
下位足の逆方向トレンドが崩れたところが、最も信頼してエントリーできるポイントになります。
サンプル7
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
<5分足チャート>
15分足の最後の押し安値をブレイクしたなら、5分足でエントリータイミングを図ります。
最後の押し安値の選定には
ローソク足の安値だけでなく、押し安値に20EMAの曲線が「谷」を作っているか?
を確認します。
移動平均線が反応していない値動き(高値・安値)は、細かすぎる波であることが多いです。
細かすぎる波を見始めると各時間足の方向性が分からなくなるので、「20EMAの反応」を組み込むようにしました。
サンプル8
<1時間チャート>
<15分足チャート>
<5分チャート>
トレードには波のイメージを持つことが大事です。
①ブレイク1波
②調整の2波
③推進波となる3波
今、どこにいるのかを考えてトレードします。
サンプル9
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
<5分足チャート>
上位足と同一方向となるセットアップだけに限定すると、トレード回数が極端に少なくなります。
勝てるトレード手法ならば、「試行回数減」は「獲得利益減」に繋がります。
上位足の方向性と逆方向のトレードは、目標値をどこにすべきか設定が必要です。(どうなったら逃げるかを決めておく)
2015年4月ユーロ/米ドルの相場では、サンプルは9つありました。
まだまだサンプルが少ないので結論は出せません。
<まとめ>
・「最後の押し安値」「最後の戻り高値」をブレイクした強い値動きに対して、「押し目買い」「戻り売り」を仕掛ける。
・誰もがトレンドだと気づいた後は、トレンドフォローを入れるのは遅くて負ける。
・20EMAのラインで「最後の押し安値」「最後の戻り高値」を選定する。