36歳サラリーマン
兼業トレーダーのヒョウゴです。
フォレックステスターを使って、トレード手法の検証を進めていきます。
2015年6月のユーロ/米ドルにて検証します。
トレード手法について
4時間足、1時間足、15分足の「最後の押し安値」「最後の戻り高値」をブレイクした1波を基準に、押し目買い・戻り売りを狙う手法です。
第1波・・・「最後の押し安値」「最後の戻り高値」をブレイクした波
第2波・・・ブレイクアウト方向とは反対方向へのプルバック(調整波)
第3波・・・トレードに使う波(推進波)
第4波・・・トレンドとは反対方向へのプルバック(調整波)
第5波・・・短期的なトレードに使う(最後の推進波)
第3波が完成 = 誰もがトレンドだと認識できるN字波形が完成
第3波が完成した後のトレンドフォローだと勝てなかったので、第1波を基準に第3波を狙い、「押し目買い」「戻り売り」を仕掛けます。
ブレイクアウトの第1波が確定したら、ブレイクアウトした波の下位足でエントリータイミングを図ります。
検証サンプルを集めながら改善・修正し、トレード手法の完成を目指します。
<チャートの表示設定>
20EMA・・・緑ライン
80EMA・・・紫ライン
最後の押し安値・・・赤水平線
最後の戻り高値・・・青水平線
※太線が4時間足、通常線が1時間足、点線が15分足の押し安値・戻り高値ライン。
エントリーは20EMAの曲線を使う
サンプル1
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
<5分足チャート>
エントリーするには、下位足で逆方向のトレンドを作っていることを確認します。
下位足で逆方向のトレンドを作れていない場合
①第2波がまだ終わっていない(まだ逆方向に進む)
②第1波の途中である可能性が高い(飛び乗らせてから、逆方向に進む)
上記の可能性があります。
また、ブレイクアウトの第1波が発生したからといって、必ず押し目買い・戻り売りができるわけでもないので、焦ってエントリーしないようにします。
サンプル2
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
調整波(第2波)が確定し、ブレイクアウトした方向(上)へ反転しだしたところで押し目買いのエントリー。
波形認識には、移動平均線の20EMAを使います。
20EMAが曲線となって反応している「高値」「安値」でジグザグの波形をイメージします。
20EMAが反応していない「高値」「安値」は、細かすぎる波になっている場合が多く、細かすぎる波を見ているとチャート全体の認識にズレが生じてしまいます。
マルチタイムフレーム分析と第3波トレード
サンプル3
<15分足チャート>
<5分足チャート>
「15分足のブレイク1波」を基準に、「下位足の5分足」で戻り売りのタイミングを図っていましたが、すっぽ抜けて上昇していきました。
「ブレイク基準とした15分足」の上位足でこの位置を確認してみます。
大小、異なる時間足のチャートを見ることがマルチタイムフレーム分析に繋がります。
<1時間足チャート>
4時間足の最後の押し安値が青水平線です。
4時間足のブレイクアウト1波を基準に、現在地(白〇)は、推進波である第3波途中であることが分かります。
4時間足の赤矢印の第3波は、1時間足でカウントしても、第3波とカウントできます。
(4時間足の第3波内で、1時間足の1~3波が詰まっている)
基準となる第1波を認識したら
①上位足で相場全体に対する現在地を測定する
②その後、下位足でエントリータイミグを図る
という流れでトレードします。
エントリーパターンだけでトレードしていると、全体が見えなくなってしまいます。
その結果、強い推進波である第3波に逆らう方向へのトレードを仕掛けてしまって負けることが多いのではないでしょうか。
マルチタイムフレーム分析で、現在値(エントリーしようと考えている場所)が
4時間足で何波か?
1時間足で何波か?
15分足で何波か?
を確認しておけば、エントリ-パターンに振り回されて失敗することが少なくなると思います。
各時間足の第3波が同一方向に進む相場で仕掛けることにこだわり
エントリーパターンにはこだわらない。
サンプル4
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
上位足に逆らう方向のトレードをするなら、短期的なトレードとして完結させるべく、明確な目標値を定めてトレードします。
上位足の第3波と逆方向に仕掛けるエントリーポイントで難しいトレードをするよりも
上位足の第3波と同一方向に仕掛けるエントリーポイントのほうが勝てそうです。
サンプル5
<4時間足チャート>
<1時間足チャート>
<15分足チャート>
「サンプル4」と同一の場面で、逆方向のセットアップも認識できます。
相場では常に上下両方向の売買圧力が働いていることを忘れないようにします。
その中で、自分の基準を定めて一貫したトレードを行うことが大事。
6月の相場ではサンプル数が少ない結果となりました。
サンプルが少なくなった理由は、第1波が確定した後の押し目買いや戻り売りがすっぽ抜け(逆方向に進む)ることが多かったからです。
4時間足のブレイク1波が確定し、そこから推進波の3波が形成される過程で、逆方向のセットアップの多くが潰れされていました。
自分が片方のセットアップしか認識できていないという、先入観による取りこぼしもあると思いますが、上位足の第3波に逆らうトレードがいかに無謀なものか思い知らされました。
<まとめ>
・現在地(ブレイク1波が確定した後)が「上位足の第〇波なのか?」を確認する。
・各時間足の第3波が同一方向に進む場所でトレードする。