2020年5月4日(月)
0勝1敗 -17.6pips
5月累計 -17.6pips
FXの5分足トレードは
自分が意図した方向に進みそうだという、「期待」で仕掛けると負けます。
逆に
進まないだろうという「失望」で仕掛けると、勝てることが多いように思います。
期待で仕掛けて負けるパターン
5月4日(月)
ユーロ/米ドル
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンドです。
赤波の上昇に対して、約50%リトレースの位置に到達したところでトレードしました。
(白矢印で買いトレード)
<5分足チャート>
1時間足の押し目買いを5分足で仕掛けたのですが
切り下げラインをブレイクした白矢印で、買いエントリー。
切り下げラインを抜けたし、少し揉み合っている(ビルドアップがある)から、上に進むだろうという「期待」で買いました。
結果は、損切りです。
こういう「期待」で仕掛けるトレードは
今回たまたま負けトレードになった
のではなく、こういう「期待」トレードをすると、多くのトレードで負けることになっていると思います。
でも、進みそうな方向に仕掛けるのが普通の人の考え、行動原理なので、多くの人が負けることになるのではないでしょうか。
だから逆に
「期待」する根拠
を探してトレードするのではなく
「失望」する根拠
を探してトレードすれば勝てるようになるのではないか?
と考えました。
誰かの「失望」や「失敗」を根拠にトレードする
それでは、「失望」を根拠にしたトレードを考えてみます。
相場には常に「期待」と「失望」があると思います。
だから常に「期待」を根拠に仕掛けるチャンスがありますが、それよりも「失望」を根拠に仕掛けるチャンスを掴むほうが勝ちやすくなるのではないかと考えています。
「失望」を根拠にしたトレード方法
5月4日(月)
豪ドル/米ドル
<1時間足チャート>
1時間足は下降トレンドです。
下降波の安値は、先週足の安値になっています。
青点線がネックライン。
青線が、最後の戻り高値です。
黄色矢印の買いトレードを考えます。
<5分足チャート>
1時間足のネックラインブレイクでロング。
先週足の安値付近なので、大きな時間足の買い圧力がかかる場所です。
買い手は、安値切上げており、先週足安値からの買い圧力に支えられています。
売り手の「失望」は
ブレイクしたネックラインで支えられており(今までの抵抗が支持に変わった)
切り下げのパターンライン上で揉み合った後、上にブレイクしています。
(下げきれなかった)
売り手が次に反撃できるのは
1時間足の戻り売りが入る場所、最後の戻り高値です。
ここまでは、買い手優勢で進みやすいと考えられます。
相場には常に「期待」と「失望」があると思いますが
自分がトレードするサインには、「期待」よりも「失望」を探す方が、自分本位なチャート分析を避けることができるような気がします。
「期待」が「失望」に変わるところが狙い目
5月4日(月)
米ドル/カナダドル
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンドです。
赤点線はネックライン。
赤線は、最後の押し安値ラインです。
<5分足チャート>
ネックラインや最後の戻り安値からの押し目買いがトレンドフォローになりますが
この位置は、先週足の高値ゾーンで、売りが入りやすいゾーンです。
(チャートの紫水平線が先週足高値)
まず、押し目買いを「期待」していたネックライン(赤点線)が崩れました。
崩れた後、そこで揉み合っています。
(切り上げのパターンラインが引けます)
揉み合った後のブレイクアウトは、フォロースルーが入りやすいですし
揉み合ったということは、買い手の最後の抵抗になっています。
最後の抵抗が崩れた「失望」から
反撃できる最後の押し安値までの売りトレードができるのではないでしょうか。
先週足付近はトレンドが反転しやすい
5月5日(火)
日経225
<1時間足チャート>
1時間足は下降トレンドです。
青点線がネックライン。
青線が最後の戻り高値です。
<5分足チャート>
先程のチャートとは、逆のパターンです。
売り手の「期待」が「失望」に変わった箇所で、買いトレード。
週初めは、先週足の高値・安値付近に位置しているので、(1時間足の)トレンドが反転しやすいと言えるかもしれません。
相場では
買い手と売り手の両方向からチャートを見ること
「期待」を根拠にするのではなく、「失望」を根拠にすること
で、トレード力を上げることができそうです。
買う時には
売り手の失望、下がらなかった根拠、下げが失敗したところで、買う。
売る時には
買い手の失望、上がらなかった根拠、上げが失敗したところで、売る。