ラインの引き方についてですが
トレンドラインを引くときは、反対側に平行なラインを引くとよいと聞いたことがあります。
トレンドチャネルを描写するようにして、チャネル側のラインを引いてから、そのラインと平行なトレンドラインを引く。
今までチャートにライン(斜めの線)を引くときは
左から右 に引いていましたが
これを
右から左 に引くことで
より現時点のプライスアクションに適したラインが見えてくるような気がします。
ラインの引き方でトレードが変わる
2020年4月23日(木)
ユーロ/米ドル
<1時間足チャート>
<5分足チャート>
理想は、黄色矢印での売りトレード。
リアルタイムで相場は監視できてたけど、仕掛けられませんでした。
理由は、5分足チャートの白パターンラインで相場を見ていたからです。
白パターンラインは、チャートの左から右に引いたラインです。
ラインの延長線上では、ローソク足が揉み合っていなくて、ビルドアップが不十分なブレイクだと考えて、下落を見送りました。
でも黄色パターンラインが引けていたなら?
下ブレイク前の揉み合い(チャートの右側)から、左にラインを引けていれば?
下ブレイク前に十分なビルドアップがあると考えられるから、トレードに使える売りのセットアップが形成されているのに気づけると思います。
ラインの引き方は、右から左にも引けないか?
を考えることが大事だと思うし
何より
自分が引いたライン以外で、引けるラインはないか?
という目線を持つことが大事だと思います。
ビルドアップのあるブレイクのみ仕掛けるメリット
ほぼ同時刻。
僕は、ドル円を見ていました。
2020年4月23日(木)
米ドル/円
<4時間足チャート>
ハラミの中を推移しています。
4時間足の上昇波の半値付近の押しで、押し目買いが入りやすいゾーンです。
(赤水平線)
<1時間足チャート>
1時間足では下降トレンドを形成。
途中レンジを作り、レンジ下限でフラッグを形成しました。
僕が見ていたのはちょうどここです。
ここでビルドアップのある下ブレイクがあれば売ろうと思っていました。
<5分足チャート>
自分が監視していたのが、〇のところです。
レンジ下限でフラッグを作ったのはいいけど、結局ビルドアップが不十分なまま下ブレイクしたので、売りは見送ることにしました。
「スッ」と抜けたのでもう売るチャンスはないと考えて、ユーロドルの見えなかったセットアップを悔やんでいたところです。
この安易な下ブレイクは、4時間足のサポートラインに支持されて反転しました。
売りを見送ってよかった!
こういう値動きを追いかけなくなって、無駄な損失を減らせたことは、成長したところです。
この反転による損切を避けることができるのが、ビルドアップのないブレイクを見送るメリットだと思います。
ビルドアップのないブレイクがいやらしいところは
ブレイク後にすぐに反転するんじゃなくて
ちょっと進んで
様子見していたトレーダーを引きつけて
(遅れてエントリーさせたり、値動きを追いかけさせたり)
から反転することじゃないかと思います。
今度は、5分足の反転が起きました。
5分足の下降波の最後の戻り高値ラインでビルドアップして、上ブレイク。
上位足の支持もあるので、トレードするならば「ここ」でした。
ビルドアップのないブレイクを見送れるようになったのは成長したところ。
でも課題は
次の一手が見えていないこと
ラインの引き方が左から右しかないこと
自分が引いたラインに固執していること
明日からこの3つの課題を意識しよう。