35歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
FX5分足トレード手法の検証を進めます。
今回の相場は、2017年9月の米ドル/円です。
検証ソフトは、フォレックステスター3を使用しています。
5分足トレード手法については、こちらの記事を。
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【FXブレイクアウト手法】ボブ・ボルマンのパターンブレイク手法のやり方
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FX5分足トレード手法の検証結果
2017年9月の検証トレード実績は以下のようになりました。
総トレード回数 8回
5勝3敗 勝率62.5%
月間獲得pips数 141pips
前回の検証から、パターン分析は「斜めの線」よりも「四角の枠」の方が信頼できることが分かりました。
それでは、検証トレードを振り返っていきます。
FX検証トレードの考察
5分足テクニカル表示設定
黄曲線・・・25EMA
緑曲線・・・300EMA(1時間足の25EMA)
茶色水平線・・・先週足の高値/安値
FX検証トレード1
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイク
パターン:フラッグ(三尊)
結果:負け(-12.2pips)
「斜めの線」でパターン認識するのは難易度が高いので、よっぽど分かりやすい形でない限り見送る!
と、前回決めたはずなのに、さっそくやってしまいました。
斜めのフラッグで、ダマシの高値を確認。
パターンを三尊とみて、ブレイクアウトでショートエントリーしましたが、直後に反転上昇し、損切りになりました。
振り返ると、三尊になるためには、右肩が形成されていないことがわかります。
こういう損失を月に2・3回減らせるだけで、月間成績も大きく変わってくると思います。
FX検証トレード2
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイク
パターン:ボックス(三尊)
結果:勝ち(+45.1pips)
前回トレードの反省を踏まえ、四角の枠でパターン認識。
ダマシの高値をつけた三尊、右肩も形成されていることを確認。
ダマシの高値があるので、枠のブレイクと同時にショートエントリーを狙っていましたが、ブレイク前にビルドアップ(もみ合い)がなかったので、一旦、仕掛けは見送りました。
ブレイク後に揉み合って適切にビルドアップされたので、再ブレイクしたところで、エントリーです。
決済は、5分足下降トレンドの最後の戻り高値から約30pips伸びた先の反転。
(早回しでない現実では、このチャートになった場合には、ダブルボトムの右側で利確してしまいそうです)
FX検証トレード3
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイクプルバック
パターン:ボックス
結果:勝ち(+32.8pips)
300EMA(1時間足の25EMA)の下で、ボックスを形成。
ボックス上部で揉み合って、テクニカル的な支えとなるクラスターを形成。
ボックスブレイク、300EMAを超えてから、緩やかなプルバックでクラスターを試したので、ロングエントリー。
これも、5分足上昇トレンドの最後の押し安値から30pips以上伸びた先の反転で決済。
パターンブレイクプルバックの場合は、クラスターの少し下(上)に損切をセットするといいです。
FX検証トレード4
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイクプルバック
パターン:ボックス
結果:勝ち(+35.6pips)
四角の枠でパターンを形成、プルバックがクラスターを試す形は、勝率が高く信頼できるセットアップです。
もうこれ以外しないほうがいいのかもしれません。
このチャートでは、テクニカル的な抵抗となるクラスターがパターン内に形成されています。(白点線枠)
【3種類のパターンブレイクプルバック】
①パターン内にクラスターがあり、パターンをブレイク前に、試して反転
②パターン内にクラスターがあり、パターンをブレイクした後、試して反転
③パターン外にクラスターがあり、パターンをブレイクした後(パターン外でクラスターを形成した後に)、試して反転
FX検証トレード5
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイク
パターン:フラッグ(三尊)
結果:負け(-7.8pips)
もうやめよう!
フラッグパターンのパターンブレイクセットアップは使わない!
斜めの線フラッグを使ったトレードは、利益よりも損失の方が、明らかに多い!
FX検証トレード6
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイク
パターン:ペナント
結果:勝ち(+27.4pips)
フラッグのパターンは今後トレードに使用しないと決めたけど
斜めの線と水平線はどうしようか?
斜めの線で、クラスター形成して、パターンブレイクプルバックの形になったらどうしようか?
これは、今後の課題として保留。
一旦、四角の枠だけで検証トレードして、トレード手法を確立することに努めようと思います。
ブレイクアウトトレードで損切りを減らす方法
<5分足チャート>
自分が前によく損切りトレードになっていた形なので、紹介します。
何らかのパターンを形成した後に、急激に上昇したり下降した場合、強い値動きは、ついつい追いかけたくなります。
でも、自分が追いかけた瞬間に反転して、損切りになった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
正当なブレイクは、ブレイク前にしっかり準備されています
①テクニカル的な試しとなるクラスターがあり、クラスターを試した後の反転(2回目のブレイク)
②ブレイク前に、逆方向にダマシの高値(安値)をつけている(1回目のブレイク)
この2つのチェックポイントを設けるだけで、FXの損失は大きく減らせるのではないでしょうか?
はらみの中のレンジトレード
<5分足チャート>
これも避けた方がいいトレードの紹介です。
チャートの左端に上昇波が確認できます。
チャート中央の四角枠、ボックスパターンを認識できますが、ここは上昇波のはらみの中です。
はらみの中では
はらみの下限から買い圧力、はらみの上限からは売り圧力がかかり
レンジになりやすいという特徴があります。
※中央のレンジ枠を抜けた後も、上下に浮動しやすいです。
そのため、はらみの中でレンジブレイク後のトレンドフォローを仕掛けても損切になることが多いです。
※大きなはらみ足の中で、トレードするための値幅が十分あれば、別ですが。
5分足でトレードするなら、はらみの中のトレードは見送ったほうがいいです。
トレードで怪しいと思うチャートパターンは見送るようにします。
トレードを見送ることで、得られた利益を失うこともありますが、それ以上に、回避できる損失のほうが大きくなります。
FX検証トレード7
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイク
パターン:ボックス
結果:負け(-9.6pips)
トレードを見送り続けた、次のトレードで負けると、感情的になってしまいがちです。
なかなかトレードができていない時に負けたら、その後、運試しトレードをしてしまう経験ありませんか?
ボックスの中央で、ダマシの安値をつけたように見えましたが、逆三尊として見るには、右側の肩が不十分ではないか?と考えられます。
FX検証トレード8
<5分足チャート>
セットアップ:パターンブレイクプルバック
パターン:ボックス
結果:勝ち(+29.7pips)
結局、ボックスパターンでブレイク後の試しを待つ方法が、一番信頼できます。
もう僕ぐらいのレベルなら、これだけに絞った方がいい結果が出るような気がします。
【FX5分足トレード手法まとめ】
・斜めの線のトレードは、見送り
見送った箇所を記録して、もっと勝てる条件設定を考える
・ダマシの認定は、三尊(逆三尊)の右側の肩がしっかり形成されているか確認
・四角の枠、ブレイク後の試し パターンブレイクプルバックを柱にトレードする