36歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
2021年5月17日(月)~21日(金)
「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」のチャートを中心に、今週のトレードを振り返ります。
今週は、エントリーの考え方に重点を置きました。
FX週間チャート分析(ユーロ/米ドル)
今までテクニカル表示設定にEMA(25、200)を使っていましたが、今週末にすべてを削除しました。
プライスアクションに基づいた環境認識の基礎を確立していくため、ローソク足だけでやってみます。
5月17日(月)
<4時間足チャート>
上昇トレンド。
高値更新の値幅は少なく、先週足高値の抵抗もあるので、下落するかもしれません。
今後、上昇したとしてもチャート左にある高値に抑えられて、ダブルトップになる可能性もあります。
<1時間足チャート>
青点線のN字波形で、1時間足の下降トレンドを認識しています。
1時間足の下降トレンドは最後の戻り高値(青水平線)が崩されています。
この値動きで、短期的な下降トレンドが終了したと考えました。
上位足からは売り圧力がかかるかもしれませんが、短期的には上昇トレンドを伴っていると判断します。
下降トレンドは崩れましたが、大きなダブルトップを形成するようならば、売りも考えられます。
5月18日(火)
<4時間足チャート>
チャートの右端で高値を更新して、先週足高値ラインもブレイクしました。
直近では上昇トレンドですが、大きなダブルトップ(M)を形成しているようにも見えます。
<5分足チャート>
1時間足では上昇トレンドですが、4時間足チャートを見ると、大きなMトップを形成していることが分かっています。
トレードプランとしては、2つ。
①大きな売り圧力がかかるMトップからの下落(直近の上昇トレンドの押し目買いに警戒)
②上昇トレンドの押し目買い(一旦押してきた後で)
今後、5分足のプライスアクションを見て、2つのトレードプランを選定していきます。
5月19日(水)
<1時間足チャート>
大きなダブルトップからの下落になりました。
チャートに引いた赤水平線は、1時間足の上昇トレンド、最後の押し安値です。
この赤水平線をブレイクされるまでは、1時間足の上昇トレンドは継続中だと判断します。
黄色〇でのトレードを検討します。
プラン①ダブルトップ(M)からの下落。1時間足の押し目買いに警戒。
<5分足チャート>
1時間足の最後の押し安値をブレイクした後の高値試しを待ってから、売りエントリーできそうです。
しかし、ブレイクした箇所は1時間足チャートで見ると「ヒゲ」になっているため、「ブレイクしていない」と見ることもできます。
黄色〇で売るならば、1時間足の最後の押し安値から押し目買いを警戒して、高値からエントリー。
赤水平線の押し目買いを警戒して、ここを目標値にしても良さそうです。
(約30pipsぐらいのトレードになります。)
波の反転区分を判定するならば、このトレードは「波が反転する前のエントリー」だと言えます。
決済プランが準備できているならば、波の完全反転を待たなくてもいいのではないかと考えるようになりました。
波の完全反転を待つならば、1時間足の最後の押し安値をローソク実体ブレイク確認。
その後の試しが極値を更新しなさそうであれば、エントリーする。
今回の例は、波の完全反転前に約30pipsの利益が望めるトレードができそうなので、完全反転を待たなくてもOKという認識。
5月20日(木)
<1時間足チャート>
昨日、1時間足の最後の押し安値ライン(赤水平線)をブレイクした後、高値試しを待ってからの売り狙いでしたが、赤水平線を大きく上回ってきました。
再び4時間足で見てダブルトップ。
大きな時間足の売り圧力がかかるゾーンです。
<5分足チャート>
ダブルトップの高値に到達。
赤い水平線が上昇の抵抗になると考えていましたが、崩れました。
もうこの「赤水平線」は相場では意識されていないようです。
5月21日(金)
<4時間足チャート>
チャートの「左端の高値」と「右端の高値」で、大きなダブルトップを形成しました。
さらに、大きなダブルトップの右の山では小さなダブルトップを作っています。
この「右の山」を5分足チャートで見てみます。
<5分足チャート>
ダブルトップの右山です。
5分足の波が反転しています。
5分足の上昇トレンド「最後の押し安値」をブレイクした後、高値試し。
黄色〇の中の小さな黄色〇の箇所、ここが絶好の売りポイントになりました。
この場合は、波の反転を待ってからエントリーのパターンです。
波の反転前に仕掛けるか?反転後に仕掛けるか?
判別するポイントは、「波のネックライン・最後の押し安値(戻り高値)」まで十分な値幅があるかどうかだと思います。
20pips程度あるなら、「波のネックライン・最後の押し安値(戻り高値)」を目標値にトレードする。
20pips未満なら、波の反転を待ってからエントリーするようにします。
FX週間チャート分析(米ドル/円)
テクニカル表示設定は、200EMAだけ。週末に削除。
5月17日(月)
<4時間足チャート>
4時間足では最高値からの下降波形が認識できます。
ちょうど先週足高値ラインとも重なっている価格帯です。ここからは、戻り売りが入りやすい状態です。
<1時間足チャート>
1時間足チャートからは、強い上昇波(赤↑)が認識できます。
天井圏(と思われる)に到達しましたが、赤上昇矢印に対して、半値押しのあたりでは押し目買いが入りそうです。
5月18日(火)
<1時間足チャート>
再び高値まで到達したならば、戻り売り狙い。
今は、赤矢印の上昇波の押し目買いを狙いたいです。1時間足の押し目買いに向けて、5分足の波の反転セットアップ形成待ち。
<5分足チャート>
横横で揉み合いだしたので、枠を描写して注視していきます。
5月19日(水)
<1時間足チャート>
1時間足の上昇波の押し目買いが入って上昇しましたが、その後上下に激しく動きました。
<5分足チャート>
昨日、白枠で押し目買いを検討していましたが、セットアップを形成することなく抜けていきました。
その後の動きは早くて、ついていけません。
1時間足の上昇波の起点(赤水平線)は、強い買い支えがありそうです。
5月20日(木)
<1時間足チャート>
現在の状況、上昇波(赤)と下降波(青)のイメージです。
押し目買い、戻り売り、どちらも引きつけてからエントリーする。
5分足の反転を待つかどうかは、5分足のネックライン、最後の押し安値・戻り高値までの値幅で判別する。
この2点を重視。
<5分足チャート>
下降波(青N)の戻り高値に到達。
上昇勢から見てもダブルトップを形成したところです。
黄色〇の箇所は、1時間足のダブルトップの右山。
5分足で見ると、さらに小さなMトップを形成しています。
(ここで考えていたこと)
5分足の上昇波で見ると、ネックラインまでの値幅が少ないので、波の反転を待ちたい。
⇒ネックラインブレイク後、高値を試すことがないまま下落。
波の反転前に仕掛ける場合には、Mトップの高値付近で逆張り気味に仕掛けてもいいのでは?
今後の課題としておきます。
5月21日(金)
<1時間足チャート>
昨日の下落から、上昇N波の押し目買いゾーンに到達。
切り下げラインを抜けて、反転しました。
ここでのエントリー考察。
<5分足チャート>
今までは波の反転に対しては、水平線の概念のみでした。
(ネックライン、最後の押し安値・戻り高値)
今回は、斜めのラインがあります。
結果的に上昇しているので、「A」でも「B」でもどちらでもいいように見えます。
でもこの場合は、下降波のサイズからAの位置での波の反転は小さ過ぎるように見えます。
「B」のブレイク後の試し の動きを待ってから仕掛けるべきでしょう。
波の反転の判別としては3つ意識するようにしています。
①ネックライン
②最後の押し安値、戻り高値
③「反転の値動きサイズ」と「波全体のサイズ」
他通貨ペアからの考察
今週やったトレードです。
5月19日(水)
ポンド/米ドル
<4時間足チャート>
チャート左の高値と合わせて、大きなダブルトップを形成しました。
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンドですが、上位足の4時間足ではダブルトップからの売りが考えられます。
1時間足の押し目買いゾーンまでは売ってもよさそうです。
(ここの売り失敗が出たならば、1時間足の波形先端での押し目買いを検討)
<5分足チャート>
①白矢印:買いトレードの損切り。
②黄矢印:売りトレードの利確。
①買いトレードの損切り
三角持ち合いを下抜けできなかったところで、売り失敗と考えて、1時間足の波形先端での押し目買い。
これは、三角持ち合いを下に抜けたことで損切になりました。
波の反転の判別方法からは、仕掛けるのが早すぎました。これはダメなトレード。
②売りトレードの利確
三角持ち合いを下に抜けた後、高値試しを待ってからショート。
1時間足の最後の押し安値ライン(赤水平線)に到達したので、押し目買いを警戒して決済。
②のトレードもありですが、一番いいのは、黄色〇のところではないでしょうか。
1時間足の最後の押し安値を崩した後の、試しを待ってから売りエントリー。
1時間足の波が反転しているので、ここなら1時間足レベルの波も味方に付いてきています。
翌日・・・
<1時間足チャート>
大きな上昇トレンドと小さな下降トレンドを認識。
小さな下降トレンドの先端、上昇トレンドの押し目買いを狙います。
<5分足チャート>
5分足の最後の押し安値をブレイクした後、安値試しで安値を更新できなかったところでロング。
1時間足の下降トレンド最後の戻り高値が青水平線です。
ここを目標値にした買いトレードができそうです。
【押し目買い・戻り売り まとめ】
・押してから買う。戻ってから売る。
・N波形を意識。未確定N波形、調整波の終わり~推進波の始まりでエントリーする。
※ブレイクアウトで遅れて入らない。
・1時間足、4時間足、日足を見てトレードプランを立てる。
・5分足を見て、エントリータイミングを図る。
・エントリータイミングには、「波の反転前」「波の反転後」がある。