35歳サラリーマン
兼業FXトレーダーのヒョウゴです。
自分のトレード手法を確立するために、フォレックステスター3を使っていきます。
基本となるのは、ボブ・ボルマンのパターンブレイク手法。
これをFT3で検証しながら、自分に最適なFXトレード手法に調整します。
ボルマンのパターンブレイクについては、こちらの書籍を。
プライスアクションの原理原則が分かりやすく解説されている、おすすめの本です。
フォレックステスター3(FT3)とは?
FXトレードの検証ツールで、過去の膨大なチャートが保存されています。
現在のチャートも記録し続けており、この先ずっと使えます
任意の通貨ペア、任意の時期を選択し、好きな速度(現実と同じ速度~超高速)で再現できるソフト。
過去チャートを再現しながらトレードが可能で、仕掛けた場所・利確(損切)した場所もチャート上に表示可能です。
トレード記録はエクセルで出力できるので、一定期間テストしてみて、自分のトレード手法の成果を調べることができます。
現実で自分のトレード手法の成果を調べようと思ったら、めちゃくちゃ時間がかかります。(お金も)
トレードチャンスが現れるまで高速で流しておけば、過去10年間の相場で、自分のトレード手法が通用するかどうかも、1年以内に調べることができます。
自分が考えたトレード手法が、実際に通用するかどうかを調べるための、最適なソフトがFT3です。
⇒フォレックステスター3の公式サイトへ移動(ダウンロードはこちらから)
FXの本を買うのと比べると、めちゃくちゃ高く感じますが、FXで勝つためには絶対必要なものだと思います。
FT3本体ソフトを購入するだけでなく、VIPデータ(永久更新)もセットで購入したほうがいいです。
FT3本体ソフト+無料データ だと、5分足のチャートが窓だらけで、全く使えません。
1時間足以上でスイングトレードするなら使えるかもしれませんが。
時期によってはキャンペーンで安くなっていることもありますが、僕が買った時で、FT3本体ソフトで約3万円、VIPデータで約5万円でした。
※今は、最新のFT4になっています。
チャート分析は、科学ではなく技術。
科学・理論だけで通用するなら、東大や海外の頭のいい学者は、みんなFXで儲けられているはずです。
でも、現実はそうではありません。
理論だけでは勝てないということです。
必要なのは、理論に裏付けられた技術。
技術を得るためには、実戦練習を繰り返して、自分のトレード手法・トレード力を磨いていくしかありません。
FXトレード手法について
僕は、ボブ・ボルマンの5分足スキャルピングに出てくる「パターンブレイク」を、自分流にアレンジしてトレードしています。
<アレンジが必要になった経緯>
チャート分析は個人の主観による差異が必ず生じます。
ボルマン手法をならってトレードを繰り返すと、トレンド相場では面白いように連勝が続きますがレンジ相場では、一切勝てなくなりました。
※自分がボルマン手法を正確に理解できていないことが、一番の要因かもしれませんが。
環境認識により、トレンド相場かレンジ相場を正確に見極められる力があればいいのですが、トレンドとレンジを繰り返す相場で正確な認識を続けるのは難しい!
もっとシンプルに、もっと簡単にトレードできないか?
FXトレードのセットアップ
トレードに使うセットアップは、ボブ・ボルマンの5分足スキャルピングに記載されている
①パターンブレイク+ダマシの高値(安値)
②パターンブレイクプルバック+クラスター試し
の2つです。
このセットアップに自分流のアレンジを加えています。
まず、大前提として
5分足チャートの300EMAより上で買いトレード
5分足チャートの300EMAより下で売りトレード
に限定しています。
300EMAを使う理由
<1時間足>
チャートに描写しているのは、移動平均線のEMAです。
1時間足チャートで、緑曲線が25EMA、紫曲線が100EMAです。
※緑曲線の少し上に、黄色矢印が2つあるのを覚えていてください。
<5分足>
チャートに描写しているのが、5分足の移動平均線EMAです。
黄曲線が25EMA、緑曲線が300EMA。
1時間足の緑曲線と同じ位置にあります。
60分÷5分=12 になります。
5分足の25EMA×12=300EMA で1時間足のEMAを5分足チャート上に表示できます。
5分足を基準にトレードするうえで、上位足の環境認識は不可欠です。
僕は、5分足の値動きに振り回されて、仕掛けては含み益が一切出ないまま、即損切りになることがよくありました。
だから、上位足(1時間足)の平均的な支配方向を示す25EMAに逆らう方向のトレードを止めようと考えました。
パターンブレイク+ダマシの高値(安値)
トレードのセットアップ「パターンブレイク」に追加するものが
ダマシの高値(安値)
です。
ブレイク前のパターンに、ダマシの高値(or安値)があること
これが、パターンブレイクでエントリーする条件です。
パターンラインのブレイクアウトで仕掛ける場合は、パターンにダマシがあること
つまり、三尊や逆三尊のパターンになっていることが条件となります。
(例)ダマシの安値 逆三尊
(例)ダマシの高値 三尊
ダマシの見極め方 注意点
ダマシの高値(安値)を見分ける方法として気をつけるべきことがあります。
それは、斜めの線でパターン分析をしているときには
四角のレンジでパターンを囲めないか?
という目線を持つことっです。
斜めの線は、ついつい自分に都合の良い線を描いてしまうことが多いものです。
斜めの線で相場を見ているときには、必ず、四角を描けないか確認したほうがいいです。
四角の枠内にパターンが囲めた時には、小さなレンジの中でトレンドフォローを仕掛けることになっていることが多いので、注意が必要です。
パターンブレイクプルバック+クラスター試し
続いて「パターンブレイクプルバック」。
上のパターンブレイク+ダマシの高値(安値)と比較して、パターンにダマシがないまま、ブレイクアウトした時に使います。
ブレイク前、パターンに形成されたクラスターが支持・抵抗の役割を果たすので、ブレイク後のプルバックが「このクラスター」を試して反転するのを待ちます。
パターン内のクラスターを、パターンブレイク前に試して反転することがあります。
その場合は、パターンブレイクと同時にエントリーします。
(例1)
三角持ち合いの先端でクラスター(ローソク足の塊)を形成。
揉み合った箇所は、買いと売り注文がぶつかっているので、試し+反転で、ダブルの圧力がかかりやすい。
斜めの線でパターンを分析しているときは、必ず、枠も描いて警戒しておく。
(例2)
安値切上げのボックス内で、クラスターを形成。
上昇ブレイク後、プルバックがクラスターを試して反転。
試しの反転は、緩やかなプルバックラインが描けると良い。
緩やかなプルバックラインをブレイクしたところでエントリーします。
※プルバックラインと25EMAの間でローソク足が揉み合ってビルドアップのあるブレイクで仕掛けること。
(例3)
フラッグの中にクラスター形成。チャートの左端を見ると、ダマシの高値も確認できる。
ダマシ+クラスター試しの反転は、一番信頼できるパターン
損切りは、クラスターの少し上(下)にセットするのがいいです。
以上、僕のトレード手法を簡単に紹介しました。
自分のトレードは、シンプルなトレードフォロー手法です。
決めたことだけやる
複雑なことをするよりも、簡単なことを正確にやりきる。
余計なことをしない
この3つを軸にトレードしています。
この手法だと、平均して週に1~2回程度のトレードになります。
まずは、着実に証拠金を増やしていける、シンプルなトレード手法を突き詰めていきます。
【FXトレード手法に関して】
この記事を書いた後にも、FT3で検証トレードを重ねて、トレード手法の改良を続けています。
この記事に書いていることはトレード手法のスタート地点であり、完成型ではありません。
トレード手法の修正状況、最新のトレード手法については、最新の記事を見て確認してください。