トレーダーごとに持っているトレード手法。
全く同じトレード手法を使っているということは、ほとんどないと思いますが
同じトレード手法でも
勝てる人・勝てない人 にわかれます。
理由は
勝てない人は、トレード手法にない余計なことをする
からです。
トレード手法は勝っているのに、トレーダーが負けている
僕の2020年6月の途中経過です。
損益合計は、-46.4pipsです。
表中、右にある手法分類は、どのトレード手法を使ったか記録していますが、「感情」の項目はトレード手法にはないやり方です。
検証もしていない、その場限りの感情まかせのトレード。
連敗した!むかつく!とりあえずショート!!
「ひらめいた!」これだ!ロング!
最近トレードできていない!トレードしないとお金は増えない!ショート!!
売りがダメなら、買う!ロング!
負けても1,000円ぐらいのマイナスでしょ!
勝つ根拠もないし、手仕舞いプランもない、感情任せで仕掛けるだけのトレードで負けを重ねています。
不幸中の幸いとしては、そういったトレードで勝つことなく、ちゃんと負けられていることだと思います。
こんなトレードで勝ってしまうと、ずっと感情任せのトレードを続けてしまいます。
6月の途中経過を見直すと、「感情」トレードをしていなければ、100pipsぐらい勝てています。
トレード手法は勝っているのに、僕というトレーダーのせいで負けています。
6月の今日から、来月も、トレード手法は変えません。
同じトレード手法でも、負ける人・勝てる人が出てくることを、自分のトレード成績を持って証明したい。
トレード手法に従って勝つ
どんなトレード手法でも、勝つ場合と負ける場合があります。
トレード手法に制約を設けることで、無駄な損失を減らして、勝てるトレード手法へと変えていけるはずです。
2020年6月24日(水)
豪ドル/米ドル
<1時間足チャート>
先週足の高値付近からの売りトレードです。
黄色矢印間。
上昇波に対して、ダブルトップからのネックラインブレイクを仕掛けました。
<5分足チャート>
1時間足は上昇トレンドなので、売りは逆張りになります。
が、先週足の高値付近であり、上位足の戻り売りが入りやすいこと
1時間足のダブルトップの右山先端付近で仕掛けていることから、損切りを最小に抑えられていること
もあり、売りトレードを仕掛けました。
目標値のネックラインをブレイクした先で、利確しました。
トレード手法どおりにやれば、勝ち負け混在のトータル結果から、プラスで推移していくはず・・・!
トレード手法の制約、縛り で勝つ
トレード手法を持つことのメリットは
トレード手法どおりにやって得る利益
と
トレード手法によって無駄な損失を避けること
です。
トレード手法による分析と仕掛け
<1時間足チャート>
1時間足チャートで分析します。
高値を更新していないので、買い圧力が弱いと考えられます。
<5分足チャート>
1時間足の安値更新狙いのショート。
パターンライン上で、反転のMトップを形成、パターンライン上で揉み合った後のブレイクアウトで売りエントリー。
トレード手法によって
1時間足で仕掛ける場所の選定、環境認識をして
5分足で仕掛けるセットアップの選定、利確のプライスアクションを確認できます。
トレード手法の制約、縛りのメリット
トレード手法を持つことのメリットは
そもそもトレード手法に適合しない場合は、トレードを見送ることで、損失を減らすことができるという点ですが
トレード手法に適合した場合でも、避けるべきチェックポイントを設けることでも、無駄な損失を減らすことができるのが、制約(縛り)のメリットだと考えています。
例1
<1時間足チャート>
上昇波の押し目買い、下降波の戻り売り、両方が考えられる地点です。
(灰色箇所)
大局的には、下降トレンドで、直近の値動きも下降なので、売りトレードを検討します。
<5分足チャート>
1時間足の安値更新狙いです。
(灰色枠からの下ブレイク)
パターンラインを引いて狙っていましたが
5分足セットアップのチェックポイントで引っかかる点があったので、トレードは見送りました。
その後、安値更新はティーズブレイクとなり、レンジ相場に移行しました。
例2
<1時間足チャート>
1時間足は下降トレンド。
5分足では売りエントリーを狙います。
<5分足チャート>
5分足のセットアップで、圧力が十分に高まっていないと判断できるので、売りエントリーは見送りました。
黄色〇で売りを仕掛けていたならば、直後の急騰で損切に引っかかっています。
例3
<1時間足チャート>
1時間足上昇波の半値付近の灰色枠の位置。
半値付近なので、押し目買いが入ることも考えられますが、直近の下降波の戻り売りも入ります。
レンジになりやすいのではないかと考えられる場面です。
<5分足チャート>
このように
①トレード手法どおりにやる
②トレード手法に適合しても、トレードしないルール(制約・縛り)を設ける
ことで、トータルのトレード成績はガラッと変わるはずです。
本当に変わるかどうかは、僕の4月・5月・6月の成績と、7月の成績を比較して検証します。
5分足の仕掛けで、無駄な損失を出さないためのチェック項目は、下の記事にまとめています。
ボブ・ボルマンのパターンブレイク手法を軸に、考えてみました。
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【10の制約】ボブ・ボルマン『FX5分足スキャルピング』パターンブレイクのやり方
FXで負け続けて、自分が作ったトレード手法が信用できなくなって、感情トレードに走って大敗した僕に必要なのは 「エントリー条件が満たされていれも、トレードしないルール」 でした。 トレード ...
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